お久しぶりです。1年ぶりくらいに更新します。
精神性発汗に煩わされている私ですが、軽度の社会不安障害(SAD)ではないかと気づき、その治療法からヒントを得て、実践したら効果を感じたという話です。
社会不安障害(SAD)と聞くと、なんか強烈な精神疾患のようで、「自分がそうかもしれない」と認識することは辛いように思うかもしれないですが、ポジティブな発見として受け取りました。
「精神性発汗の治療法」となると、確立されたものがなくあやふやでしたが、「社会不安障害(SAD)の治療法」となると、確立された治療法があるため、精神性発汗撃退のヒントになると思ったためです。
手足はサーリオで改善、ラスボスは頭部の滝汗
手足の汗に関しては、別の記事で紹介している通り、saalio(サーリオ)でイオントフォレーシス療法することで、上手くコントロールして生活できるようになりました。
しかし、私は手足だけではなく、全身から汗が出ます。とくに頭部から滝のように流れる汗は隠しようがないため、圧倒的に自分の中でコンプレックスに感じる部分です。
大勢の前で話したり、初めて、もしくは、そんなに会ったことのない人と二人きりで話すなど、緊張を感じる部分で、頭部から汗が垂れ流れないか極端に不安になります。
心の中はこんな感じです。
「もし、頭部から滝汗流れたらどうしよう、緊張しているのがもろばれだし、変な人・メンタル弱い人だと思われるだろうな。」
ただでさえ、緊張しやすい性質だったのが、この予期される不安で、より緊張して結果的に滝汗になってしまうことが多いです。(逆にならないととっても嬉しいのですが笑)
この負の連鎖が私の人生にとって最大の苦しみです。
色々試すも精神性発汗には効果なし
これを軽減しようと漢方やβ遮断薬、自律神経調整薬(グランダキシン)など使ってみましたが、満足いく結果は得られませんでした。
また、多くの人が効果があると言っている抗コリン薬(プロバンサイン)も、精神性発汗に対しては大きな効果を感じられませんでした。(緊張するとやっぱり汗が噴き出る)
さらに、自分のメンタルを鍛えるために瞑想を毎日数か月間続けたり、自律神経訓練法も続けたりしましたが、こちらも大きな効果が得られませんでした。
社会不安障害(SAD)とは
たまに聞くこの障害ですが、いかに緊張しやすいといっても自分には関係ないと思っていました。
そんな私でしたが、たまたま興味を持って調べてみたら、まさしく症状があてはまっていました。
以下チェックシートです。聞くと大げさな名前ですが、以下のサイトでかっこ書きであがり症って書いてあるので、あがり症の上位互換あるいは、別名なだけかもしれませんね。笑
社会不安障害については例えば以下ページを見てください。
社会不安障害(SAD)の治療法
どうやらセロトニン不足に陥っている方が多いそうです。そのため、セロトニンを増加させるための薬を利用するそうです。
社交不安障害の患者さんでは、恐怖の感情を司る偏桃体という部位が過敏になり過ぎ、脳内のバランスが乱れているといわれています。このバランスを整えていくことで、少しずつ過敏さが薄れていくといわれています。
https://cocoromi-cl.jp/knowledge/psychiatry-disease/sad/about-sad/
先ほど、社会不安障害の患者さんでは偏桃体が過敏になっているとお伝えしましたが、セロトニンを増加させる抗うつ剤は、この偏桃体の働きを落ちつかせてくれると考えられています。
https://cocoromi-cl.jp/knowledge/psychiatry-disease/sad/about-sad/
この薬なんですが、抗不安薬や抗うつ剤と呼ばれる、他の精神疾患で使われるものです。(結局、社会不安障害(SAD)に限らず、精神系はすべてセロトニン関連で、薬も似たようなものですね)
私は、ガチな精神疾患向けの薬は、依存性とか副作用が怖かったので、ほかにセロトニンを増加させる方法を探してみました。
(この記事では触れないのですが、認知行動療法という薬を使わない、かなり効果が認められている治療法があります。これは、ちゃんとやれば薬物よりも効果がありそうなので、どこかで紹介しようと思います。(まだ書籍を購入しただけで積読中で実践できておりません笑))
セロトニン増加が期待できるサプリ5-HTPとセントジョーンズワート
そこで見つけたのが5-HTPとセントジョーンズワートです。
5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)
私も聞いたことなかったのですが、実はこの物質、体内でセロトニンが合成される際の一つ前の物質なんです。
セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから5-ヒドロキシトリプトファンを経てセロトニンになる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3
普通に考えたらセロトニンを直接摂取すればいいんじゃないの?と思いますが、セロトニンを直接摂取しても脳まで到達しないんですね。
脳内の神経伝達物質として働くセロトニン(以下、脳内セロトニン)は脳幹の縫線核で合成される[7]。腸で生成されたセロトニンは血液脳関門を通らないため脳のニューロンに直接作用する可能性はない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3
セロトニンより前の状態であれば、以下の通り脳へ届くんですね。ここの記載では5-HTPよりトリプトファンの方が副作用の観点から良いとされています。
5-ヒドロキシトリプトファンは血液脳関門を通過するが種々の副作用を示すため、脳内セロトニンを増やすためには栄養学的にはトリプトファンの摂取が重要となる
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3
ただ、ネットで色々見てて効果が高そうだと思ったのは、5-HTPだったため、こちらを飲んでいます。
セロトニンの影響で吐き気を催すなどの副作用があげられていましたが、私は大丈夫でした。私は飲んだら夜悪夢をみるという副作用を何回か体験した程度です。
飲み続けている現在は特に何も感じていません。
セントジョーンズワート
こちらも精神疾患に効くと言われているハーブです。
どうやらセントジョーンズワートに含まれる成分がセロトニンの働きを助けるようです。(確実なメカニズムはまだわかっていない雰囲気)
セントジョーンズワートは、うつ病の症状改善と安全性が医学的研究により実証されており、世界的な実績と信頼を獲得しているハーブです。ハーブ先進国であるドイツを筆頭にヨーロッパ等の国々では、治療薬として認可されています。
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/st-jones-wirt/
私が購読しているパレオなチャンネル(論文をひたすら読んで本当に効果がありそうな食品・サプリ、運動、瞑想などのメンタル系プラクティスを紹介しているサイト)でも、以下論文が紹介され、その効果が抗うつ薬(SSRI)と同等であり、副作用も軽い強力な証拠として挙げられていました。


こちらも現在飲み続けていますが、私は副作用を感じたことがありません。
飲んでいる量
私はそれぞれ1日に2回から3回一回あたり以下の容量で毎日飲み続けています。飲み続けてから8か月くらいになります。
※ 飲み方は医師の指導など受けておりません。各サプリの説明とネットの情報を見てのノリで決めていますのでご注意ください笑
5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)
100mg / 1回 × 2-3回(空腹時)
サプリ裏面の推奨容量と比較すると少し多めですが、アメリカの5-HTPの推奨容量を見るとうつ症状に対しては150mg-300mgとあるので、大丈夫だと思って飲んでいます。
セントジョーンズワート
セントジョーンズワート:300mg / 1回 × 2-3回(空腹時)
こちらはサプリ裏面の推奨容量通りくらいです。
効果
飲み始めて2週間くらいで、いつもより緊張しなくなっている感がしました。きっと狙った通り、セロトニンが増加して、抗うつ薬に類似した効果が得られ、恐怖感が緩和されたのではないかと思っています。
その後、副作用もなく安定して効果が持続しているように思えます。滝汗と決別できたかというとそうではありませんが、頻度は減った気がします。
人との関わり合いが前より苦じゃなくなってきているため、関わり合いを増やすことで、慣れていき、良いサイクルにもっていければ良いなと感じています。
購入方法・購入しているもの
セントジョーンズワートは日本でもお馴染みのサプリですが、5-HTPは日本では医薬品に指定されているため、購入できません。
そのため、私は健康食品として認定されているアメリカから個人輸入しています。
実は5-HTP以外のサプリ等もアメリカから輸入しています。理由は、アメリカの方が品質管理が厳格で日本のものより品質が良いですし、有効成分量も多いためです。
私が利用しているサイトは有名なiHerbというサイトで、送られてくるまでに一週間ちょっとかかりますが、日本語にも対応していて日本のECサイト感覚で使えます。
それぞれ以下の商品を購入しています。
もし、気になって購入される方は、お会計額から5%オフになる紹介コード「TCM680」をお使いください。私も喜びます。
5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)
日本の税関規制で1回に二個までしか買えません。定期的に購入しています。
セントジョーンズワート
Perikaという製法特許で作られたものです。定評がある製品とのことです。
おわりに
人よりも通常の緊張に対して過敏に発汗する体質だと思っていましたが、そもそも人よりも強い緊張を感じており、精神的な疾患状態であるという方が原因な気がしてきました。(もちろん通常の人より発汗量は圧倒的に多いですが)
さすがに、心療内科とか通うほど生活に苦しんでいるかというとそうではないですし、精神薬の怖さもあったため、今回は同じような効果を期待できそうなサプリメントを選んで使ってみました。
幸いにも良い影響を実感したため、共有させていただきました。
5-HTPもセントジョーンズワートも飲み合わせなどには要注意なサプリなので、もし利用する場合は飲み方含め、自己責任でお願いいたします。
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